2007年9月22日土曜日

こんにちは、佐藤です。

最近、髪の毛のダメージを気にする方が増えたな~って感じます。


まぁ、話は飛びますが、髪の毛は弱酸性です。
カラーの薬はアルカリ性です。

髪の毛は、元々弱酸性の状態が普通です。
そして、髪の毛がアルカリ性の状態になると髪の毛の周りを覆っているうろこ状のキューティクルって言うのがあるんですけど、それが開きます。

ブローなどして髪の毛がサラサラになるのは、このキューティクルをカ風の力できちんと閉じてキレイに整った状態にするからです。

ということは、逆にキューティクルが開いた状態というのは髪の毛がパサ付いたりしやすい状態ということになります。

さらに、傷みやすい状態で髪の毛の中に詰まってる栄養が抜けやすい状態になります。
でも、逆に髪の毛の中に栄養や色素を入れやすい状態でもあります。

まぁ、だから、お風呂で頭洗った後リンス等なんかつけるとリンス等が髪の毛を弱酸性の状態にしてくれるのでサラッてします。

そんな訳で、髪の毛にカラーをするときも出来れば、弱酸性に近いお薬を使うと髪の毛に優しいというのはわかっていただけたと思います。

数年前、微アルカリのカラーが出ました。

(ちょっとだけアルカリ性って事です。)

その薬は、色素は入れられますが弱い薬なので髪の毛を明るくする力が凄く弱いです。


だから、明るくしたいところは、アルカリ性の薬で染めて、暗くしたいところは微アルカリ性の薬を使うと、色をあわせるのがちょっと難しいですが、髪の毛の負担が随分減ります。

でも、その当時は凄く画期的で今までのカラーの薬と色の計算の仕方が全然違うので最初はちょっと大変でしたが、なれると次にお客さんが来られたときの髪の状態が凄くいいので、2回目、3回目のときに毛先の傷みが少なくなるので、ちょっとデザイン的なこと(ちょっと一手間加えようとすると、その分髪の毛に負担がかかるので。)なんかが提案しやすくなりました。


ちょっと、そんなところで出来るだけ傷みを抑えて、一手間増やした、ヘアスタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか??

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